2014年08月15日
マリキ首相が続投断念 イラク写真
イラクのマリキ首相は14日、テレビ演説を行い、続投を断念し、アバディ連邦議会副議長の首相候補指名を支持すると表明した。これによりアバディ氏による組閣作業が進み、イラク政局は混迷から一歩抜け出す可能性が出てきた。
マリキ氏は「新政府を円滑に樹立できるようにするため、立候補を取り下げる」と述べた。演説にはマリキ氏の脇に控える形でアバディ氏も同席し、結束をアピールした。
マリキ氏は当初、自身を首相候補に指名しないのは憲法違反だと主張。マスーム大統領による11日のアバディ氏指名の正当性を認めず、法廷闘争に持ち込む考えを示していた。
しかし、イラクはイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の勢力拡大を受け、大きな混乱に直面。北部モスルなど制圧された地域を奪還する見通しが立たない中、マリキ氏の指導力不足に対する不満が高まっていた。
マリキ氏は「新政府を円滑に樹立できるようにするため、立候補を取り下げる」と述べた。演説にはマリキ氏の脇に控える形でアバディ氏も同席し、結束をアピールした。
マリキ氏は当初、自身を首相候補に指名しないのは憲法違反だと主張。マスーム大統領による11日のアバディ氏指名の正当性を認めず、法廷闘争に持ち込む考えを示していた。
しかし、イラクはイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の勢力拡大を受け、大きな混乱に直面。北部モスルなど制圧された地域を奪還する見通しが立たない中、マリキ氏の指導力不足に対する不満が高まっていた。
Posted by 石原 at
10:44
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